こんにちは
パーソナルトレーニングジム3c fitness 数矢ですhttps://www.instagram.com/suya_fit/
「ダイエットを頑張って体重は落ちたのに体脂肪率が減っていなかった!」
せっかく頑張ったのに体脂肪の数値が変わっていないと凄くショックですよね。
今日は体重が落ちたのに体脂肪率が落ちていない場合の解決策を解説していきたいと思います。
原因①そもそも体重計に問題あり
家庭用の体組成計だと今では安いもので3,000円前後で購入できるものもあります。
手軽に購入出来てとてもいいですよね。
ただ家庭用の安い体組成計は体重は正確に測定できますが、体脂肪率に関しては正確に測ることは難しいと思います。難しいというよりは測れないと言った方がいいかもしれません。
体組成計での体脂肪率の測定は体に微量の電流を流し、その電気抵抗の大きさで体脂肪率を計測するのが一般的です。
体脂肪は筋肉より水分量が少なく電気が流れにくく、筋肉は体脂肪よりも水分量が多いため電気が流れやすくなっています。
ただ家庭用の安い体組成計では電流を流して測定はしていると思いますが、身長・体重・性別で体脂肪の数値がある程度決まってしまっています。
例:160cm・55kg・女性であれば27~30%程度など
なので家庭用の安い体組成計では体重の数値を記録するくらいの気持ちであまり体脂肪率は気にしなくていいかと思います。
もし近くの施設にinBody(インボディ)など数百万円する体組成計があればそれで測定してみてもいいと思います。インボディはかなり正確な数値が測定できるようになっています。
自分の体験にはなりますが、2019年にコンテストに出場する前に家庭用の体組成計とインボディで計測してみた結果
身長181cm・体重80kg
- 家庭用体組成計:体脂肪率20%前後
- インボディ:体脂肪4~6%
体脂肪で15%近く差が出る結果となりました。
ただここまで差が出たのはコンテスト前の状態だったので水分量などの影響も大きかったのかもしれません。
原因②水分量
先に少し述べたように体組成計では電気を流して体組成を計測しており、電気が流れにくいほど体脂肪が多く、電気が流れやすいほど筋肉量が多いと判断されます。そのため体水分量が大きく関わってきます。
そもそも水分がしっかり摂取出来ていなかったり、糖質制限ダイエットをしている場合は体脂肪率が高く計測される可能性もあります。
糖質制限の場合は最初に水分がかなり抜けますが、体脂肪も一緒に落ちるわけではありません。
また糖質は水分を多く含んでいるため、糖質が抜けると一緒に水分も抜けている状態なので前回比較より電気抵抗が増え、体脂肪の測定値は増える可能性もあります。
原因③筋肉量の低下
体脂肪率は「体に占める体脂肪の量」です
例:55kg・体脂肪率28%=15.4kg。筋肉量20kgと仮定
この方の場合は55kgの内の15.4kgが体脂肪という結果です。
ではこの方が50kgまでダイエット行い体脂肪率が28%のままだった場合
50?kg0.28%=14kgとなります。
なので純粋に体脂肪で1.4kg落ちたということになり、残りの3.6kgが筋肉・水分で落ちたということになります。
ただ純粋に体脂肪も1.4kg落ちているので
「筋肉量も落としていいからとにかく体重を落としたい!」
という方であればこのダイエットは成功だと言えます。
「リバウンドしにくいダイエット」という意味では改善が必要になるかと思います。
改善点
原因①そもそも体重計に問題あり
改善点
家庭用の体組成計で体脂肪率を100%に近い数値で正確に測定するのは難しいので業務用の体組成計での測定・又は体脂肪キャリパーといってお腹の脂肪をつまんで測定するものもあるのでこういったものを使ってみるのもいいかもしれません。
最近はインボディも都営・市営のスポーツジムにも配置されているところもあるので機会があれば測定してみて下さい。
原因②水分量
改善点
今まで水分摂取が少なかった方は水分摂取を意識して、糖質制限ダイエットを行っていた方は糖質制限から脂質制限に変更してみてもいいかもしれません。
糖質摂取により体内水分量は間違いなく上がるので、体組成計での測定値にも影響は出やすくなるかと思います。
原因③筋肉量の低下
改善点
筋肉量の減少・低下は
- 過度な食事制限
- たんぱく質などの栄養不足が原因
- 運動不足
が原因です。
過度に食事制限をしている方は食事内容全体の見直し
食事は摂っているけど筋肉量の低下が気になる方は、たんぱく質やビタミン・ミネラルなど摂取栄養素の見直し
運動不足の方は、運動習慣を取り入れてみることをお勧めします。