糖尿病について
糖尿病は高血圧と共にとても身近な疾患の1つです。 世界の糖尿病疾患者は約5億人と言われており、全世界の成人人口約10%前後という計算になります。 世界の糖尿病人口は2030年で6億4千万人、2045年には7億人を超えると予想されています。 糖尿病の医療費負担はここ15年で3倍にまで膨れ上がっており、食文化の変化・多様化による原因が大きいとされています。 また新型コロナを除き、2021年度は全世界で670万人が糖尿病で亡くなっており、全ての死亡者数の約12%を占めています。 こうしてみてみても糖尿病は身近な疾患であり、糖尿病予備軍の方も含めるとかなりの割合になります。 2017年度の日本人糖尿病患者は328万人となっています。
糖尿病と筋トレの関係性について 筋トレが糖尿病に効果的な理由としては
- 筋収縮時の糖の使用
- 糖を使い血糖値を下げる
- インスリン効果を高める
962人の運動療法患者(n = 491)と対照療法患者(n = 471)から構成。 運動後のHbA1cおよびインスリンの減少は、運動強度と相関があることが示された。サブグループ解析では、HbA1cの減少は、低~中程度の強度よりも高強度において大きかった。 インスリン値は、高強度でのみ有意に減少し、低-中強度では減少しなかった。 HbA1cとインスリンの両方でサブグループ間の値が統計的に有意であり、高強度のREが非常に有益であることを示している。 我々のメタアナリシスは、2型糖尿病患者のHbA1cとインスリンの減少において、高強度のREが低~中強度のREよりも有益な効果を持つという新たな証拠を提供するものである。(2) https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30621076/こちらの論文では強度の高いトレーニングを行う程、2型糖尿病に対して効果が高かったという結果が出ています。 勿論、筋トレだけでなく有酸素運動も効果が0ではないので、平行して行えればより良い結果が出ることは間違いありません。 自身に合ったペース・強度で是非トレーニングを行ってみてください!