リーキーガット症候群とは?

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2024.08.14

雑学

リーキーガット症候群とは?

リーキーガット症候群とは?

本来腸内細菌などが体内へ入ってくるのを防ぐために「腸壁のバリア」というバリアシステムがあります。腸の表面が「上皮細胞」で覆われており、その隙間はタンパク質でできている「タイトジャンクション」で抑えられていますが、このタイトジャンクションがゆるみ、

腸粘膜の壁にできた小さな隙間から、本来入り込むことのない有害な物質が体内に漏れ出すことによって起こされる様々な症状を総称して呼ばれるものがリーキーガット症候群と言われ「腸漏れ」とも言われます。

 

 


 

高血圧、糖尿病等の生活習慣病、がん、アレルギー、免疫疾患等の発症や進行にも深い関係があるとされているので注意が必要なので放置してしまうことは非常に危険なものなのです。通常の検査では、特に異常がない場合が多く、腹痛、頭痛、疲労感等の慢性的な不調が続く場合はリーキーガット症候群の可能性が非常に高いです。

 

下記がリーキーガットセルフチェック項目です。

 

 


  •  便秘・下痢が続き、いつもお腹の調子が悪い
  • 頭痛や発熱が続く
  • 鼻詰まりがある
  • 肥満
  • 肌荒れが治らない
  • 関節の痛みや腫れがある
  • 慢性的に疲労感がある
  • 物忘れがひどい
  • 花粉症・アトピー・喘息などのアレルギーがある
  • ストレスが多い
  • うつ病がある

 

皆さんはいくつあてはまりましたか?

チェック項目が多い場合は詳しい検査を受けることが推奨されます。

 

次に、リーキーガットを誘発させてしまう

腸内環境を悪化させる要因についてお話します。

 

・食品添加物

 腸内で消化されにくいため、腸の粘膜がダメージを

 受けやすくなります。

 

・糖質の過剰摂取

 主に砂糖などの糖質は腸内のカンジダ菌の餌になり、

 大量に繁殖すると腸の炎症を引き起こします。

 

・グルテン(小麦)の過剰摂取

 小麦粉に含まれるグルテンが腸内環境を悪化させ

アレルギーを引き起こす原因となります。

最近ではグルテンフリーの食品も増えてきています。



・アルコール

 過剰摂取により、肝臓で分解されたアセトアルデヒドが

 腸にダメージを与え、炎症を引き起こします。

 

・医薬品

 鎮痛剤・抗生物質・ステロイド剤等の長期の服用で

 カンジダ菌を増殖させてしまいます。

 薬の服用でお腹を下す方もいるので、長期服用は危険です。

 

・ストレス

 自律神経が乱れ、便秘や下痢等を引き起こし

 腸内環境が悪化します。

 

・睡眠不足

 睡眠が不足すると、心身共に疲れがたまり、腸の働きも悪くなるため

 老廃物が体内に残りやすくなり、腸内環境が悪化します。

 

 


 

改善策

 

・善玉菌を増やす食品やサプリメントの摂取

 

 プロバイオティクス

 腸で有益な働きをする活きた微生物のことです。

 「乳酸菌・ビフィズス菌」のことです。

 ヨーグルト・チーズ・納豆・キムチ・ぬか漬け・味噌等の発酵食品

 や乳酸菌、ビフィズス菌のサプリメント等の摂取を

 定期的に摂取することが大切です。

 

プレバイオティクス

プロバイオティクスと一緒に摂取することで、腸内の善玉菌を増やす働きを

もつ成分のことです。

「オリゴ糖・食物繊維」等

玄米・サツマイモ・大豆・きなこ・おから・大根・ごぼう・しいたけ

・しめじ・ひじき・わかめ・昆布・めかぶ・りんご・バナナ等

 

リーキーガットがひどい場合等は食事でとってもすぐに改善がみられない場合もあるので

サプリメントの活用も非常に大事です。

まずは、リーキーガットになる前に、上記の食品を積極的にとるようにし、腸内環境をよく

 

していきましょう!