ヒートショックプロテイン(HSP)とは?パーソナルトレーナーがお答えします

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2024.08.30

雑学

ヒートショックプロテイン(HSP)とは?パーソナルトレーナーがお答えします

ヒートショックプロテイン(HSP)とは?パーソナルトレーナーがお答えします

 

ヒートショックプロテイン(HSP)という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

ヒート(熱)ショック(刺激)プロテイン(タンパク質/酵素)という意味で

文字通り「熱」の刺激によって発生するタンパク質です。

では、どんな良い効果があるのか?

 

主な効果

 

・免疫力の向上 

HSPは、主にタンパク質の修復を行いますが、外から入ってきたウイルスに対し、免疫細胞の数を増やしたり、活性化させ、細胞へのダメージを軽減しています。特にウイルスが活発化する冬場は、HSPの生成で風邪や感染症の予防に役立てられます。

 

・美肌効果

シミ・しわ・日焼け等の肌トラブルはすべてタンパク質の損傷のため、HSPの生成で

このトラブルの軽減が期待できます。

紫外線ストレスや肌が受けたダメージを修復してくれます。

また・肌の弾力や・はり・みずみずしさを保つためにコラーゲンが必要ですが、紫外線が当たるとコラーゲンが分解されてしまうのをHSPが防いでくれます。

 

・筋肉痛の緩和

HSPは構造がおかしくなったタンパク質を修復したり、ダメージが大きすぎて修復できなくなったタンパク質を分解する働きがあり、「ストレス防御タンパク質」とも呼ばれており

運動で傷ついた筋肉もタンパク質なので、HSPの働きで修復と回復を促すので筋肉痛も早く収まるという仕組みです。また炎症を抑え、炎症によるダメージも修復する働きがあります。

その他、睡眠の質の向上、運動パフォーマンス向上、疲れにくい身体になるなどの効果もあります。

 

では、このHSPの増やし方ですね。

一番は入浴です。下記がHSPが増える入浴時間と入浴温度の目安です。

40℃の湯━20分浸かる

41℃の湯━15分浸かる

42℃に湯━10分浸かる

 

入浴のかわりにサウナでHSP生成を促せるので、スーパー銭湯やサウナがお好きな方は

サウナもおススメです。

 

HSPは体温を38度にあげることで最も増加させると言われています。

平熱によりこちらは変わってくるので、平熱より1.5度は高い状態にできるといいです。

入浴・サウナ後は身体が冷えないように、すぐに水気を拭き取り、10分~15分安静にして

自然に体温を戻すことが非常に大事です。入浴後すぐに冷たい飲み物等を一気飲みせず

常温のもので水分補給を行うのがベストです。

 

入浴時間は意外に長いので、長くお風呂に浸かるのが苦手な方や、高齢の方、心臓が弱い方は半身浴からはじめる等、無理のない範囲で行いましょう。

サウナも8分~12分が主流ですが、無理をせず、最初は3分~5分でも大丈夫ですので

 

ご自身のペースで行ってみましょう。